ペット保険について

【獣医思考】犬・猫のペット保険に入るべきか迷う人へのオススメ

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今日はペット保険についてお話しします。

その中でも飼い主さんから良く頂く質問の

「ペット保険は入ったほうがいいのか?」

というテーマについて獣医師視点での意見をお伝えしたいと思います。

 

結論から述べると・・・

私はほとんどの人がペット保険に入ったほうがいいと考えています。

理由は4つです。

1、ペットの方が歳をとるスピードが速い

2、思ったよりもペットの医療費が高い

3、高齢化に伴って癌の発症率が上がってきている

4、保険に入って無いと、最善の治療が受けられない可能性がある

それぞれについてみていきましょう。

 

 

1、ペットの方が歳を取るスピードが速い

犬や猫は人間の4倍のスピードで歳をとっていきます。

すごく乱暴な解釈をすると、4倍病気になりやすいとも言えるわけで、

それだけ病気になりやすいのなら保険に入っておいた方が良いと思いませんか?

というシンプルな理由です。

 

2、思ったよりもペットの医療費が高い

皆さんは自分の医療費が高いと思う事は、あまり無いのではないかと思います。

それは日本では国民皆保険制度があって、ほとんどの人が3割しか負担してないからです。

日本は高度な医療サービスを安く受けられるとして世界に知られているぐらいなので、

それを普通の事だと思っていてはいけません。

(海外で痛い目にあったりしますよ)

さて、ペットの医療でも常に3割負担だったらものすごく良い事なのですが、

そういうわけにはいきませんので、10割負担です。

人と同じような治療行為に対しては同じ程度の治療費が請求されていますが、

人医の3割負担の値段のイメージのまま、動物病院の請求書を見るとビックリすると思います。

別に動物病院がボッタクリなわけではなく、10割負担だから3倍以上高く見えるだけです。

下手をすると人よりもペットの医療費の方が高いなんてことになってしまい、

治療を続けられないということにもなりかねないのです。

ぼったくりの動物病院は存在するのか、それはどんな病院か

 

3、高齢化に伴って癌の発症率が上がってきている

人間と同様にペットも寿命が長くなってきており、

人と同様に癌などの病気が見つかる事が増えてきています。

癌の治療は下手をすれば一生涯にわたりますし、

しっかりと治療しようとするとまとまったお金が掛かってしまうものですから、

その時に保険に入ってないと金銭面的に負担は大きいです。

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4、最善の治療が受けられない可能性がある

これは獣医側の事情が大きいのですが、

保険に入っていないペットの治療には、最善のものが選ばれない可能性があります。

例えば膵炎で入院していて経過が思わしくない状態で、

新しく発売された薬を使えばよい結果につながるかもしれない。

しかし新しいだけに病院内の実績はなく、それを使うと数万の費用がかかってしまう。

そんな場面で何の迷いもなくGOサインを出せるかというと、

当然ほとんどの獣医はNOであり、迷うわけです。

これがもし保険に入っているのであれば、負担が半分で済みますから、

費用がかかるような治療の決断をしやすいというわけです。

こういった費用と効果の板挟みで悩む事は、獣医として珍しくありません。

そんな時にもし患者さんがペット保険に入っていれば、

獣医師は費用を気にせず治療に専念できるわけで、当然治療成績も上がりやすいでしょう。

やはり保険の価値は大きいのではないかと思っています。

 

まとめ

短期間で歳を取り、長寿化によって病気にかかりやすくなってきた犬や猫では、

金銭面の問題を出さずに最善の医療を施すために、保険に入ることが推奨される

 

 

私はペット保険の回し者ではないですが、ご検討いただければと思います。

それではまた。

 

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