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【命に関わるかも】犬猫の異物誤飲の怖さと、飲んでしまった時の対処

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ペットのお悩みの一つに何でも物を口にしてしまうという事があると思います。

それによって色んな困りごとが生まれて病院に駆け込むことになるわけですが、

そんな中でも特に怖い「異物」について今日はお話します。

 

異物にはどんなものがあるの?

胃の中で消化されずに残ってしまう困った物達 =「異物」

と考えるのが分かりやすいと思います。

ゴムボールやブロックや紐などの玩具から、石や枝などの地面に落ちている物、

果てはチキンの骨やトウモロコシの芯などの食べ物の一部など様々なものが

異物として口に放り込まれることがあります。

 

異物を飲むとどうなるの?

異物は消化されませんので、胃の中に延々と残り続けてしまいます。

そのため胃の違和感を引き起こしたり、胃の粘膜を傷つけて胃潰瘍を作ったりします。

これらは腹痛や吐き気を引き起こす原因となるのです。

 

また異物は胃の先の腸に流れ出て行き、そこで詰まってしまったりすることもあります。

消化管に物が詰まっても、体は気付かずに消化管を動かして食べ物を運ぼうとしますが、

当然変なものが詰まっているので食べ物や水はそこから先へ通ることができません。

そんなことをしている内に腸に炎症が引き起こされ、

やはり腹痛や吐き気が引き起こされることとなります。

 

さらに異物誤飲で最も悪い経過を辿った場合には胃や消化管に穴があいてしまい、

消化液や腸内細菌がお腹の中へと漏れ出ることで腹膜炎を引き起こし、

命を落としてしまうという事もあり得ます。

異物というのはそれだけ怖いものだという事です。

 

異物を飲んだ時の対処は?

早急に動物病院にいきましょう。

 

あなたの目の前でペットが変なものを飲み込んでしまった!

そんな時は時間との戦いです。

異物を飲んでしまってから1・2時間以内であれば胃の中に残っていることが多く、

吐かせる処置をすることで体から取り除くことができるかもしれません。

残念ながら自宅でペットを強制的に吐かせる様な方法はありませんので、

即、動物病院に連れて行きましょう。即です。

本人に食欲がありそうであれば、ご飯を食べさせてから病院に向かうとなお良しです。

(胃がもので満たされている方が吐かせやすいのです)

 

家に帰ってきたら散らかった跡があって、包装紙などを食べているかもしれない…

こんな場合は誤飲しているかどうかハッキリしない上に、

誤飲していたとするとその時間がわからないので厄介です。

誤飲した可能性のある物にもよりますが、基本的に動物病院に行く方が安心です。

レントゲンで異物が見つけられることもありますし、

疑わしいのでとりあえず吐かせてみたら異物が出てきた、という事もよくありますので。

オススメはしませんが、もし様子を見る場合には元気食欲や嘔吐の有無に注意をして下さい。

そして調子が怪しければすぐに病院へ行くようにしてください。

 

<補足>

自宅で吐かせる方法として、

食塩を大量に飲ませるやり方を紹介している人がいますが、

危険なので絶対にやらないでください!!!

吐かせるのに失敗した場合には食塩中毒でショックを起こすので、

ひどい場合には死んでしまうかもしれません。

 

動物病院で行う事

動物病院ではレントゲンを撮ったり、吐かせる処置を行うことが基本となります。

しかし異物の種類によっては吐かせる処置を行うと食道を傷つける可能性があったり、

既に異物が小腸以降に進んでいて、吐かせる意味が無かったりすることもあります。

 

状況が悪い場合には、全身麻酔をかけて内視鏡(胃カメラ)で異物を摘出したり、

手術でお腹と胃・小腸を切開して異物を摘出しなければいけないこともあります。

それらの場合には当然入院が必要となり、費用もそれなりにかかってしまいます。

 

 

おわりに

異物についてざっくりとお話をしました。

いかに異物が怖いかという事が伝われば幸いです。

あとはとにかく早く病院に行くという事も覚えておくと良いでしょう。

 

次回は異物界の王様、キングオブ異物こと「ひも状異物」について、

これがいかに恐ろしいかをお話ししたいと考えています。

それではまた。

犬・猫において最も危険な誤飲:紐状異物

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