検査について

犬・猫の血液検査って何やってるの?~前編~「血液検査の目的」を知ろう

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血液検査。

自分の健康診断で受けたことのある人も多いと思いますが、

結果の詳細についてはあまり気にしていない方が多いのではないかと思います。

しかし血液検査は重要な検査であり、ペットの健康のためにはもちろんのこと、

自分の健康診断で出た結果把握のためにも詳しく知っておいて損はないです。

という事で今日のテーマは

犬・猫の血液検査でわかること。前編

ということで主に血液検査の目的や、検査でわかることについて解説します。

 

血液検査はどうやっているのか?

まず血液検査をどのように行っているかですが、

これは知っている人も多いかと思います。

血液検査は体表の静脈から針を使って血液を抜き取り、

それを検査に回すことで行っています。

現在は機械がほとんどの工程を自動で行ってくれるので、

誰が行ってもそれほど結果に差が出ることはありません。

(採血に失敗すると変な値がでることが稀にありますが)

基本的には20~30分程度で検査が完了しますので、

その場ですぐに結果を見ることができます。

 

健康で特に問題ないと思われる子の血液検査の場合には、

検査を院内で行わずに検査会社に外注することもあり、

この場合には結果が出るまでに時間が掛かりますが、

検査費用を安く抑えることができます。

 

血液検査の目的

基本的に血液検査は広く浅く色々な項目を調べる検査で、

体のどこかが病気になっていないかを調べるのが目的になります。

血液検査だけで診断が付くことはそれほど多くは無く、

どちらかというと血液検査で見つけたヒントを手掛かりに、

より詳しく調べることができる検査を行って病気を見つけることになります。

血液検査は最初のとっかかりを探す手段というわけですね。

 

例えば血液検査をして、腎臓の数値が高いのが見つかりました。

この場合、腎機能が低下している可能性が高いですが、

血液検査だけではそれ以上のことは言えません。

追加で超音波検査などによって腎臓の精査を行う事で、

腎結石だったり、腎臓の萎縮だったり、腎臓のリンパ腫だったりと

腎臓の機能が下がった詳細な原因がわかる(診断がつく)というわけです。

 

血液検査を行うタイミングは?

上述したように、血液検査は特定のターゲットを詳しく調べるというよりも、

とりあえず何かヒントを探すような検査になります。

なので、何となく調子が悪そうな子に対して視診や聴診、触診を行っても

ハッキリとした原因らしきものが見当たらない時に行うのが代表的なタイミングです。

あとは特に気になることは無いけれど、もし病気が隠れていると心配なので、

健康診断としてどこか怪しい所が無いか調べる、というのも良くやる例です。

 

また、すでに病気が見つかっている子の経過をチェックする場合に、

本人の負担や、検査費用、あとは実施する病院の負担も考えると、

毎回超音波検査やレントゲン検査などの精査をする事は少ないです。

それに比べると血液検査は血液を少量取るだけですし、

項目を絞って部分的に調べる分には費用もそれほど掛からないので、

経過をチェックするためにもよく行われています。

 

 

まとめ

血液検査は広く浅く調べる検査である。

そのため健康診断や、診察で原因がハッキリしない時に行う事が多い。

病気の経過を追う事にもよく使われる。

 

 

次回は後編として、

血液検査の結果の見方についてお話しします。

それではまた。

 

<後編>

犬・猫の血液検査って何やってるの?~後編~「検査結果の見方」を知ろう

 

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