獣医について 耳寄り情報

日本のペット医療の今

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今日は毛色を変えて、現在の日本の獣医療はどんな感じなのかを

一般の飼い主さんに向けて書いてみたいと思います。

なお今回の内容のほとんどは筆者のイメージで、現実とは異なる可能性もありますので

その点をご理解いただいた上でお読み頂ければと思います。

ということで

日本のペット医療の今

 

日本の獣医療のレベルは?

恐らくですが、先進国の中ではそこそこのレベルなのではないかと思います。

昔は情報も少なく、各人が経験論に従ってやっていたので、

レベルはいまいちだったと予想されます。

しかし今は小動物診療を志す者が増え、大学での教育も充実し、

情報を入手する手段が増え、欧米で専門医を取得する獣医を中心に

全体としてはレベルが上がってきている感覚です。

もちろん個別では低レベルの獣医も存在しており、

昔ながらの間違った治療をやっている様な動物病院もあるので、

ちゃんと病院を選ぶことは必要かと思います。

 

日本の獣医師の数は?

日本では獣医師国家試験に合格した者だけが獣医療を行うことができます。

農林水産省発表の統計を確認すると、1万5千人が犬や猫の診療にあたっています。

獣医師免許を保有するのは約4万人ですので、

37%程度の割合で小動物診療に携わっているということがわかります。

 

日本の動物病院の数は?

先ほどの農林水産省の発表を参考にすると、

小動物診療に携わる動物病院の開設者数の推移がわかります。

2016年:8336人

2014年:8340人

2012年:8388人

2010年:7643人

2008年:7713人

2006年:7902人

2004年:6789人

開設者数=動物病院の数 と仮定すると、

今現在は8000超の動物病院が存在することになります。

 

日本のトレンドとしては小動物診療に携わる獣医の数が増えており、

それに伴って動物病院の数も増えてきているというのがあります。

獣医師のキャリアパスも、勤務医として経験を積んで独立開業し

自分の病院を持つというケースが一般的ですので、病院数は今後も増えていきそうです。

病院が増えた結果、都内などでは飽和気味になっている所もあります。

 

日本のペット夜間診療の状況は?

都心部では24時間営業の動物病院や、夜間専門の動物病院が存在しており、

夜間の対応もある程度できるようになってきています。

どちらの病院も設備や人員はしっかりしていますので、

どの様な病気でも対応できることがほとんどでしょう。

とはいえ、夜間診療を担う獣医師は少ないのが現状で、

人数不足で夜間診療を断るというケースもあるようです。

 

日本の往診環境は?

往診サービスはあまり進んでいないのが現状です。

一部の動物病院が診療の合間を縫って往診をしていることがほとんどで、

それ以外に極少数の獣医師が往診専門で活動をしていると思われます。

 

日本で飼育されている犬は小型犬が中心であり、

その子が動けなくなっても飼い主さんが運ぶことができます。

さらに動物病院の数も増えてきて、自宅の近場に病院がある可能性が高い。

そのためペットの移動が不可能で往診を頼むということが発生しにくい、

というのが往診の発展しない理由の一つではないかと思います。

 

もう一つの理由としては、獣医側として往診は効率が悪いという事が挙げられます。

病院で待っていれば患者さんが自ら来てくれ、続けて診察を行う事が出来ますが、

往診では移動の時間がかなりかかってしまいますから診察数に限りがあります。

行える検査や治療も限られますし、往診報酬も人ほど多くは取れません。

そのため獣医師側も「往診をしよう」という者がなかなか現れにくいのです。

 

 

おわりに

今日は日本のペット医療が今どんな感じなのかをお伝えしました。

裏付けのあるデータや、新しい話が見つかったらまたお話ししたいと思います。

それではまた。

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