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「この飼い主さん、出来る!!」~獣医が喜ぶ飼い主さんの行動7選~

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以前も記事で書いたことがありますが、

動物病院のスタッフに好印象を持たれるという事は様々なメリットがあります。

動物病院のスタッフに好かれるメリットとは

スタッフ全般ではなく獣医師に限ってみても、

好印象を与える事のメリットは大きいです。

ということで今日は、

「獣医師に好印象を与える飼い主さんの具体的な行動」

をいくつかご紹介したいと思います。

(獣医師が喜ぶ行動は、大抵スタッフも喜びますが)

 

「この飼い主さん、出来る!!」~獣医が喜ぶ飼い主さんの行動7選~

1、猫をネットに入れてくる

2、噛む犬に、カラーや口輪を付けてくる

3、病院が混まない時間に来院する

4、病院が混みあっていたら帰る

5、経過を書面に纏めてくる(簡潔に)

6、動画を撮影してくる

7、自分の意見を持って、希望を述べる

 

1、猫をネットに入れてくる

飼い主さんには中々分かっていただけないとは思いますが、

病院のスタッフからすると猫というのは結構危険な生き物です。

本気を出されると彼らの瞬発力に負ける事もありますし、

もし噛まれると病院送りになる恐れもあります。

そして家でいい子だったとしても、

病院で同じように良い子とは限りません。

そのため猫ネット(洗濯ネットで十分です)に入れて来ていただけると、

ケージから出したり、触ったりする時に安全ですので、とても有難いと感じます。

そしてネットに入れてくれるということは、

「そういう配慮が出来る飼い主さんなんだ」という証明でもありますので、

我々はそれだけで一目置くようになるのです。

(ちなみに何度も病院に通っていて、良い子だと既にわかっている場合には

ネットに入れて頂かなくても何ら問題はありません。)

 

2、噛む犬に、カラーや口輪を付けてくる

先ほどとほぼ同じような話ですが、

気性の荒い犬に対して、あらかじめカラーや口輪をつけて頂けると大変助かります。

病院で興奮した状態で嫌いな獣医に無理やり付けられるよりも、

自宅で落ち着いている時に飼い主さんに付けられる方が、

本人も嫌な気分になりにくいんじゃないかと思います。

 

3、病院が混まない時間に来院する

意図的にされているのかはわかりませんが、

雨の日や、暑さ・寒さが強い時間帯などの

病院が混みあっていない時間帯によく来院される患者さんがいます。

もし狙っているのであれば、「出来る」と言わざるを得ません。

病院としても患者さんがいない無駄な時間を無くせますし、

患者さんとしても待たずに、かつジックリと診察してもらえます。

win-winというやつですね。

 

4、病院が混みあっていたら帰る

3と関連してですが、病院が混んでいる事を認識すると、

「別の日に来ます~」と軽やかに帰られる方もいます。

獣医としては、込み合っている所に更に患者さんが来院されると、

早く診察して行かなければというプレッシャーが増えますので、

それが無くなるというのはありがたいです。

体調が悪い場合は日を改めるわけに行かないと思いますが、

爪切りや健康診断などでは良い手だと思います。

とはいえ判断が難しそうで、例えば4~6月の繁忙期なんかでは

別の日に来てもやっぱり混んでいるという事もあり得ます。

 

5、経過を書面に纏めてくる(簡潔に)

セカンドオピニオンの時などに限定されますが、

経過が複雑になってきた場合には経過を書面にしておいていただけると、

獣医師としては診察がやりやすくて助かります。

重要なのは簡潔にという所です。

すごい細かい所まで記載されている方も良くいますが、

逆に情報過多でわかりにくくなってしまいます。

少しでも見逃しが無いように色々な情報を記載したくなるとは思いますが、

もし細かい情報が必要な場合は、診察で随時こちらから質問をしますので、

大まかな流れを把握するための要点だけを記載しましょう。

 

6、動画を撮影してくる

てんかん発作や咳、歩き方が変などで言葉で説明しにくい症状の時、

動画を撮影しておくと非常に診察に役立ちます。

症状に動揺してそこまでの余裕がないのが普通ですので、

別に無くても全く問題は無いのですが、

動画を携帯で撮影しているといわれると、

「おお、ぜひ見せてください」と獣医が喜びます。

診断も正確になるのでいい事づくめですね。

ということで言葉で伝えにくい症状は、余裕があれば動画を取りましょう。

 

7、自分の意見を持って、希望を述べる

これは個人的な意見ですが、

獣医は最終的にアドバイザーであるべきだと思っています。

決めるのは飼い主さんで、それに必要な情報を提供するのが獣医だと。

とはいえ、自分で何かを考えて決めるというのは大変な事なので、

獣医に任せますという方も多いです。

それが悪いとは全く思いませんが、そういう人が多い中で、

自分で話を聞き、自分で考え、希望を伝えてこられる患者さんは、

「素晴らしい」と素直に思います。

そして「こういう方向が希望で、こういうのは嫌だ」と

ハッキリ示してもらった方が獣医師としても動きやすいのです。

具体的であれば、あるほど良いと思います。

(例)

1、治療費は10万以上はかけられないが、外科手術を希望する。

対症療法でごまかし続けていくのは嫌だ

→術後の検査を控えめにする事で入院費を抑えましょう。

体調悪化の発見が遅れる可能性がありますが、費用はご希望に添えると思います。

2、本人が辛そうなのが嫌なので、検査や治療をしっかりやって欲しい

→費用は掛かるかもしれませんが、可能性の低い病気も見逃す事が無いように

色々な検査をしてまずは原因となっている病気を見つけ出しましょう。

ちなみに無理難題を主張するのはこれとは違います。

(例)

3、お金は掛けられないが、早く病気を治してくれ

→検査をしないと治る病気かどうかもわからないし、適切な治療がわかりません

4、外科手術も抗癌剤もしたくないが、癌を治したい

→放射線治療が不可能な一般病院では、緩和治療しかできません

それはとても獣医に嫌われますので注意しましょう。

 

 

おわりに

沢山あげましたが、こちらの我儘的な要素も含まれています。

実際に患者さんが行っているのを見かける事はほとんどありませんし、

無理に行う必要も無いと思います。

気が向いたら~、機会があれば~、ぐらいの気持ちで

気軽に目を通していただければ、それで十分かと思います。

それではまた。

 

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