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猫の攻撃力を舐めないで…動物病院スタッフからのお願い

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猫ブームが来てますね!

確かにネコはカワイイ。

それは認めましょう。

しかし可愛いだけではないのです・・・

彼らの近縁はライオンやチーターです!

瞬発力と攻撃力の塊なのです!

飼い主さんに牙を剥くことはあまりなくとも、

我々動物病院のスタッフに攻撃的なことは良くあります。

ということで・・・

 

猫の攻撃力を舐めないで・・・動物病院スタッフからのお願い

 

猫の第一の武器

猫ちゃんは2つの武器をお持ちです。

一つ目は爪。

爪の破壊力は皆さんもご存知でしょうし、

尖っていれば尖っているだけ攻撃力が増します。

そしてRPG風に言えば、この武器には細菌感染の追加効果があります。

猫はバルトネラという細菌を常在菌として保有しており、

爪にひっかかれた際に、人間などに傷口深く感染します。

我々人間にとってバルトネラは常在菌ではありませんので、

感染すれば熱が出たり、腫れたりとひどい目にあいますし、

それゆえに「猫ひっかき病」と立派な病名まで付いています。

 

第二の武器

2つ目の武器は牙です。

本気でやられた場合、猫の噛む力は予想の3倍以上は強いと思ってください。

しかも歯が尖っているので、皮の分厚い手袋なんかもあっさり貫通します。

つまり本気で噛まれたら傷だけでもかなりの負傷確定なわけで、

そこにまたしても細菌の感染の追加効果が襲ってきます。(口腔内細菌)

爪と違って病名まではありませんが、

猫に噛まれて手が真っ赤に腫れるというのは、

動物病院で働いていると、かならず一度は体験する羽目になります。

酷い場合には麻酔をかけて傷口を切開したり、

ドレーンチューブを設置して病院通いになることもあります。

 

ということで、スタッフからのお願い

猫がいかに危険なのか、おわかりいただけたかと思います。

ということで、そういう危険な生き物を診察するにあたっては、

安全を確保しておきたいのが我々の本音です。

もちろん性格の穏やかな子で、全く動かないような子は問題ないですが、

病院でシャーと威嚇するような事が少しでもあるのなら、

我々スタッフにとっては十分に「要注意猫」です。

そんな猫にはエリザベスカラーを付ける事がありますが、

それを嫌がる飼い主さんがいます。

カラーを付けるだけで我々の安全度合いは一気に高まりますし、

カラーを付けても猫にとってはそんなにマイナスはありません。

我々だって不要な子にカラーを付けたりはしませんので、

カラーを付ける=スタッフにケガをさせる可能性がある

という事なのです。

しかも飼い主さんよりも色んな猫を見てきたプロが判断しているのです。

なので、必要な時はカラーを付けさせてください。

そして、可能であれば自宅で爪を切ってから連れてきてください。

出しやすいキャリーケースを使ってください。

おしゃれ優先で出しにくいキャリーに攻撃的な猫が入っていると、

出すだけで結構大変だったりします。

出しにくいのはこういう商品ですね。

出入口が狭くて出そうとする時に攻撃されると、厳しいです。

出しにくいものをどうしても使いたいなら、

猫を洗濯ネットに入れて来るか、

病院で猫を出すのを飼い主さんがやって貰えると助かります。

 

 

まとめ

猫は爪と牙の強力な武器を2つ持ち、どちらも細菌感染の追加効果がある。

以下のような対策をしてもらえると病院としては大いに助かる

・爪を切っておく

・カラーを付ける

・洗濯ネットに入れておく

・出しやすいキャリーケースを使う

 

以上、参考までに。

それではまた。

 

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