獣医について

獣医師の肩書やキャリアに騙されていませんか?

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HPで病院を調べている時に、

色んな肩書やキャリアを持った獣医師がいますよね。

肩書であれば、院長、分院長、外科部長、医長、リーダー、などなど。

キャリアなら○○大学病院勤務、海外の大学勤務、△科の専門医に勤務、などなど。

これらを保有している獣医師の診察を希望して来院される新患の方もいます。

より良い獣医療を受るためにそういう方法を取っていると思いますが、

それは果たして正しい手段なのでしょうか?

これらを多く持つ人=優秀な獣医師という認識は正しいのでしょうか?

という事で、

獣医師の肩書やキャリアに騙されていませんか?

 

肩書が意味する事

まずは肩書についてですが、

「病院の勤務歴に対して上から順につけました」

となりがちです。

もちろん「勤務歴の長さ=実力」となりやすいので、

基本的には肩書がある人の方が実力がある事が多いです。

しかし例外もありまして、例えば、

・新卒からずっとその病院勤務のAさん

・キャリアはかなり長いが、中途採用で働き始めたBさん

この二人を比較した時、

実力は「Bさん > Aさん」でも

肩書は「Aさん > Bさん」となります。

さらに言いますと、

Aさんは1つの病院のやり方しか知りませんので、

引き出しの数が少ない可能性があります。

それに対してBさんは色々な病院を渡り歩いていますので、

それぞれの病院の良い所を吸収しており、引き出しも豊富です。

さて、あなたはどちらの獣医師の診察を受けたいですか?

 

キャリアが意味する事

キャリアについても肩書と似たような事が言えます。

海外の大学勤務や大学病院の勤務などの経歴を見ると、

実力があるのだとつい連想してしまうでしょう。

もちろんそれが正しい事も多いですが、

必ずしもそうとは限りません。

例えば、

「海外の大学病院に見学に行って、一週間ほど見学を兼ねて勤務した」

⇒海外での大学病院勤務歴あり!

大学病院に週に1回勤務していたが、半年たたずにドロップアウトした

(合計20回程度の勤務)

⇒大学病院での勤務経験あり!

とまあ、こんな風に誇大広告できてしまうのです。

そういった所に勤務経験がない獣医師よりは良いとは思いますが、

妄信しすぎるのは危険ですよという事です。

 

高度医療に携わるキャリアを持っていたとしても、

頭でっかちの知識だけで終わってしまい、

実際の現場で何かをやっていく能力は低いという事もあります。

専門医の病院で勤務するのであればまだしも、

一般的な病院では専門的なスキルを必要とする症例が少ないという事も・・・

 

求めているのは本当に臨床能力ですか?

飼い主さんが本当に求めているのは臨床診断力じゃなくて、

話をしっかり聞いてくれる事だったりします。

飼い主さんに取られたアンケートでもそういった項目の方が上位に入ってきます。

そもそも「良い獣医師」って何だ?っていう話もありますし、

腕はあっても話が通じない獣医師もおりますので、

自分の望むものが何なのかという事はハッキリさせておいた方がよいでしょう。

その上で腕がある獣医師に診て欲しいというのであれば、

「例外がある事を念頭に置きつつ、肩書・キャリアを参考にする」

というのは良い方法かと思います。

 

 

まとめ

・肩書やキャリアが豊富であれば、実力がある事が多い

・例外もあるので肩書やキャリアを妄信してはいけない

・自分が獣医に何を求めているかを考えておく

以上、ご参考までに。

それではまた。

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