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クリスマス・年末になぜか増える病気たち

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皆さま、クリスマスは楽しくお過ごしでしたか?

動物病院関係者としては、

クリスマスと年末は忙しいという印象が強いです。

なお時期的に印象に残りやすいだけであって、

実際は普段とそこまで変わらないのかもしれません。

とはいえ、この時期ならではの出来事も多いので、

今日はその一端をご紹介します。

 

クリスマス・年末になぜか増える病気たち

 

クリスマスと言えば・・・

皆さん、クリスマスと言えば何を思い浮かべますか?

サンタクロース、プレゼント、クリスマス会、

色々あると思いますが、獣医の私としては、

七面鳥もしくはケンタッキーのチキンを思い浮かべます。

そしてそれは自分が食べる事ではなく、

犬がケンタッキーを盗み食いしたという案件で、です!

発達した嗅覚にはケンタッキーの匂いが魅力的なのでしょう、

「買ってきて置いておいたら、いつのまにか食べられていた」

といって駆け込んでくる患者さんを割と見かける印象です。

 

骨付きチキンの誤食ってどうなの?

危険な可能性があります。

鳥の骨は折れると尖りやすく、

食道や胃などに刺さりやすいと成書には記載があります。

最悪の場合にはそれによって消化管穿孔を起こし、

腹膜炎によって死亡する可能性があります。

骨が消化されて、何事もなく経過するケースも見られますが、

確実にそうなるとは限らない以上、

基本的には体から骨を取り除く必要があります

食べてから1・2時間以内であれば、胃の中に残っている可能性が高く、

催吐処置や内視鏡で取り出す事ができるかもしれません。

いつ食べたか分からない場合には、レントゲンを撮ってみて、

胃の中に骨が映っていれば上記の処置を行うかどうか相談します。

詳しくは下記の記事を参考にしてください。

異物

 

クリスマスならではのアレも異物に

そう、コレです。

クリスマスツリーに電飾やぬいぐるみ、アクセサリーを飾っている場合、

それらを遊んでいるうちに飲み込んでしまう事があります。

飾りをいくつ付けたか数えたりする事は少ないでしょうから、

下手をすれば異物誤食に気付かない可能性すらあります。

飾りを落ちないようにしっかりと結び付けたり、

近くに入れないようにサークルや柵で囲うなどの対策をしておきましょう。

 

その他には

元々見つかっていた病気が悪化して入院というケースも多く見られます。

年末で飼い主さんも忙しくなってペットに気が回らない、

もしくは初期症状に気づいてはいるけれど病院に連れて行く時間が無い。

その結果重症化してから病院に連れて来られる、

そのようなケースなのかなと想像しています。

 

年末だからこそ早めの受診を

年末は動物病院のリソースも不足している事が多いです。

インフルエンザや風邪でスタッフが減っていたり、

ペットホテルで混み合っていたり、

新年を綺麗な体で迎えるためにトリミングが多かったりと、

色々なものが重なりやすい時期です。

薬の納入業者や検査会社も休みに入ってしまって、

満足な検査や治療ができない可能性もあります。

(あらかじめ薬は余分に処方しておいてもらいましょう)

年末年始は休業の動物病院もありますから、

そこに入院が重なってしまうと預かってもらえず、

かかりつけ以外に自分で病院を探さなければいけません。

(同じような患者さんが集まってくるので、

年末年始に診察・入院を受け入れてくれる病院にも限りがあります)

 

ということで、持病を持っている場合には、

しっかりと年末に備えておきましょう。

 

 

おわりに

年末は何かと忙しいとは思いますが、

異物事件を起こしたり、年末にバタバタしないように

予め準備をしっかりとしておきましょうというお話でした。

それではまた。

 

 

 

 

 

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