病気について

犬・猫の膵炎でよくある質問の、Q&A集

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ちまちまと記事を書いてきたら、

いつの間にか100記事以上書いていました。

これも読者の皆様のおかげです。

ありがとうございます。

さて、これまでの記事の中でも人気なのが、

犬の膵炎用新薬「ブレンダZ」について獣医が思うこと

です。

やはり犬の膵炎で困る人が多いのでしょうか?

なので膵炎の情報を少し増やしてみよう

というのが今日の試みです。

 

膵炎でよくある質問に対するQ&A集

 

【Q1】

膵炎って、なぜなるのですか?

 

【A1】

血液の循環が悪くなり、

膵臓への血流が低下することで発症すると言われていますが、

直接的な原因や理由を追究する事は難しいです。

他にも肝臓や胆管、十二指腸など付近の臓器の炎症が波及したり、

膵臓腫瘍からの続発だったりと原因は色々考えられます。

犬の場合には中性脂肪やコレステロールが高いと、

膵炎の発症リスクが高いと言われていますが、

猫では関係性が見られない様です。

 

ちなみに、この質問をする飼い主さんが本当に知りたいのは、

「自分の飼い方が悪くて膵炎になってしまったのか知りたい」

ということじゃないかと私は考えており、

それに対する答えとしては、

「心臓・腎臓などの循環に関わる病気や、

高脂血症を引き起こす疾患を放置していた場合、

そして犬を太らせてしまった場合では

飼い方が問題で発症した可能性が考えられる」

となります。

 

 

【Q2】

膵炎は治りますか?

 

【A2】

膵炎に気付いた時は大抵、急性膵炎と思いますが、

急性膵炎は治る事が多いです。

ただし、重症化して亡くなってしまう事や、

完全に元通りにならずに慢性膵炎となってしまう事があります。

慢性膵炎は完全には治りません。

慢性膵炎の場合は、良くなったり悪くなったりを繰り返す事になります。

 

 

【Q3】

膵炎は入院ですか?

 

【A3】

膵炎でも通院治療で治る事もあります。

特に猫は入院しなくても治りやすいという個人的な印象があります。

(三臓器炎を併発したりすると、入院が必要です)

犬でも通院治療で落ち着くことがありますが、

症状が重い場合や、高齢の場合、基礎疾患を持っている場合などは、

入院しておいた方が良いです。

入院の場合には5~7日程度の見込みでお話しする事が多いです。

 

 

【Q4】

膵炎って痛いんですか?

 

【A4】

極端に言えば、自分で自分を消化しますので、とっても痛いです。

しかも胃腸にトラブルが起きるので、下痢や吐き気を催し、

とっても辛い症状だらけです。

典型的な場合には、伏せの状態からお尻だけを上げた、

「祈りのポーズ」と呼ばれる、

痛い時に取る姿勢が見られることがあります。

(俗にいう女豹のポーズです)

 

 

Q5

膵炎になった子に、何か出来る事はありますか?

 

A5

一旦治ってからの再発予防という観点からは、

・低脂肪食(犬のみ)

・水分補給(皮下点滴や飲水環境の整理なども)

・内服薬(膵外分泌酵素阻害薬など)

・基礎疾患があればその治療(ホルモン疾患など)

を挙げる事ができます。

これらを徹底しても再発する時は再発しますので、

必須という訳ではありません。

可能な範囲で行ってあげると良いでしょう。

 

 

おわりに

今日はよく頂く膵炎に関する質問に回答しました。

もしここに載っていない質問があれば、

コメント頂ければ追加で記載させていただきますので、

是非ともよろしくお願いします。

それではまた。

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