病気について

犬・猫が下痢の時、様子を見る?病院に行くべき?

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犬や猫もお腹の調子が悪いと、下痢になります。

飼い主さんとしての悩みどころとしては、

・下痢だけど、病院に連れて行くべきかわからない

・様子を見てて大丈夫なのか心配

という所が大きいと思います。

この記事では、そういった時に悩まないで済むように、

下痢の時に、

・緊急性があるかどうか

・病院に連れて行くべきか

・自宅で出来る事はあるのか

という事を判断できるようになることを目指してお話ししていきます。

 

 

1、様子を見ても良い下痢

ペットが下痢をするのはそこまで珍しい話ではなく、

精神的なストレスや、慣れない食べ物、お腹の冷えなど

些細な事でもそれが原因になって下痢になる可能性があります。

そういった時は様子を見てもよい下痢という事になります。

様子を見ても良い下痢の場合は、

・下痢以外の症状は見られない

・下痢でも水下痢まではいかない

・下痢の頻度は高くない

という場合です。

こういった条件が揃っている時の下痢は、

様子をみるだけでも改善される可能性が高そうです。

人間でも体調が問題なければ、

一度便が緩かったぐらいでは病院に行かないと思いますが、

犬や猫でもそれは同じことが言えます。

 

もちろん病院に行けば下痢止めや整腸剤を貰う事ができるので、

しっかり治すために病院に行くのも良いでしょう。

 

 

2、動物病院に連れて行くべき下痢

病院に行った方が良いのは、

・便がびちゃびちゃの水下痢

・1日の中で頻繁に下痢が出る

・元気食欲がない

・嘔吐がある

・熱がある

・便に虫が出た

・便に血が混じる

このような場合となります。

一つでも該当する時点で治療を必要とする下痢の可能性が高く、

複数該当する場合には重篤な疾患の可能性が高くなります。

様子を見る事で初期治療の遅れを招き、

大事になってしまうかもしれませんので、

早めに病院に連れて行きましょう。

 

<補足>

(細かい情報なので、読み飛ばしても問題ありません)

 

水下痢や頻繁な下痢は体から水分や電解質を喪失させます。

特に幼少期や老齢の場合には体力が少なく、

致命的になる可能性もあります。

 

元気・食欲がなく嘔吐も見られる場合、

一時的な下痢ではなく、膵炎や腸閉塞、IBD、消化管潰瘍など、

重篤な疾患の可能性が高まります。

治療の遅れが命に関わることもありますので、

検査と治療が必要です。

 

便に米粒状の白い虫や、紐状の虫が混じっている場合には

駆虫薬を使用しないと絶対に治りません。

寄生虫の寄生だけでは酷い症状になる事は少ないですが、

長期間寄生虫を放置すると消化管の機能が低下したり、

住宅内環境が汚染されたりする可能性がありますので、

ちゃんと治療をするようにしましょう。

(ものによっては人にも伝染る可能性があります)

 

便に血が混じる場合ですが、

犬や猫では人間の様に切れ痔という事は少ないです。

特に高齢なペットではポリープや腫瘍なども鑑別疾患に入りますので、

検査を受けておく方が安心だと思います。

 

 

3、自宅で様子をみる場合

自宅で様子を見る時の補足をいくつかしておきます。

・食事

いつものご飯をあげるようにしましょう。

ごはんの種類を変更した後に調子が崩れてしまった場合に、

食事の変更が悪かったのか、もともとの下痢が悪化しているのか、

判断が難しくなってしまいます。

食事量は変更する必要はありませんが、

気になる様であれば、少し減らしてもよいとおもいます。

ドライフードをあげている場合には、

お湯を入れてふやかす事で消化しやすくできますが、

風味や触感が変わって食べなくなる子もいますので、

その子次第で合う合わないがあります。

 

・便

性状の変化を覚えておきましょう。

どんどん緩くなってくる場合は注意が必要です。

臭いもひどくなる場合には悪化が考えられます。

病院に行く場合には直前の便をビニールに入れて持っていきましょう。

 

・部屋の汚れ対策

トイレ以外で下痢をしてしまう場合には、

おむつを履かせたり、行動範囲をサークルで制限したり、

床全体にペットシーツを敷き詰める事で対処ができます。

 

 

結論

様子を見ても良い場合は、

・下痢以外の症状は見られない

・下痢でも水下痢まではいかない

・下痢の頻度は高くない

それ以外は病院に連れて行きましょう。

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