病気について

【獣医監修】犬や猫の血尿が出たら、病院に行く?様子を見る?

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おしっこの色が変!

という事で血尿自体を見る事はそれほど珍しくありません。

血尿は飼い主さんとしても見逃す事がないので、

心配事としてあがってきやすい症状の一つです。

さて、そんな血尿ですが、

様子を見ても良いものなのでしょうか?

様子を見る場合はどの様な点に注意が必要でしょうか?

その辺りを中心にお話ししていきたいと思います。

 

【獣医監修】犬や猫の血尿が出たら、病院に行くべき?様子を見ても大丈夫?

 

血尿の原因とは

血尿が出る場合、

「腎臓で尿が作られて膀胱へと運ばれ、外陰部から尿として出ていく」

この途中のどこかに出血があるという事になります。

場所の候補としては上流から順に、

・腎臓

・尿管

・膀胱

・尿道

・雌雄生殖器

・外陰部

 

この6つです。

この6カ所に感染や炎症、結石や腫瘍などのトラブルが起きる事で、

出血が起きる可能性があります。

実際にどこの何が原因なのかは検査をしないとわかりません。

 

 

様子を見ても大丈夫な血尿とは?

色々な原因が存在する中で、様子をみても大丈夫なものは、

・ストレス性の膀胱炎

・外陰部の外傷(軽度)

ぱっと思い付くのはこれぐらいでしょうか。

ストレス性の膀胱炎は猫に非常に多いですが、

検査をせずに他の膀胱炎と判別する事は難しいです。

外陰部の外傷は犬や猫では珍しいです。

つまり、

病院に行かずに様子を見ても大丈夫といえる血尿はない

という事です。

(これまでに血尿の既往歴があって検査をしていて、

原因があらかじめ分かっているという場合には様子を見ても良さそうですが、

そういった場合はこのページをご覧になる事は無いと思いますので、

例外とさせていただきます)

もちろん「検査をして結果的に様子を見ても大丈夫なものだった」

という事が大いにあり得る話かと思いますが、

自宅で大丈夫かどうかを判断するのは不可能でしょうという事です。

 

 

どうしても様子を見る場合には?

それでも病院に行けないので様子を見るしかない場合などあるかと思います。

その様な時には以下の3点に注意をしておきましょう。

・血尿が酷くなってこないか

・尿が出ているか

・元気や食欲などに問題はないか

 

<1、血尿が酷くなってこないか>

血尿が酷くなってくる場合、

血液凝固系機能の異常や、

腫瘍性疾患など大きな病気の可能性を考える必要があります。

あまり様子を見ずに早めに病院で検査を受けましょう。

 

<2、尿が出ているか>

尿が24時間たっても出ていない場合には、

尿道閉塞や尿管閉塞、尿路破綻、膀胱破裂など、

かなりの緊急性を要する疾患の可能性が高いです。

様子を見ている場合ではありませんので、

すぐに病院に行くべきです。

 

<3、元気や食欲などに問題はないか>

もしも元気や食欲が低下している場合には、

腎盂腎炎や尿路閉塞、膀胱破裂などが存在する可能性があります。

体調に応じて早めに病院に行くようにしましょう。

 

 

オスの血尿は注意が必要

よく見られる血尿の原因の一つに、膀胱結石があります。

膀胱内に石が転がっているだけならさほど問題になりにくいですが、

膀胱から尿道に石が転がって閉塞を起こすと緊急事態となります。

これを尿道閉塞というのですが、

犬でも猫でもオスに多いという特徴があります。

理由はオスの方が尿道が細く、石が詰まって閉塞しやすいからです。

そのため、同じ血尿でもオスの方がより注意が必要になります。

尿石症に関しては以下の記事を参考にしてください。

尿石症(膀胱結石、腎結石、尿管結石含む)

 

 

まとめ

血尿が出た場合、様子を見ずに病院に行った方がよい

様子をみる場合には、血尿の悪化、排尿の廃絶、体調の悪化に注意する

犬・猫ともにオスの方がより注意が必要

以上、ご参考までに。

それではまた。

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