耳寄り情報

【犬猫】自宅での尿の取り方と保管方法について【おしっこ】

投稿日:

犬でも猫でもおしっこのトラブルというのはよく見られます。

そんな時に一番良いのは尿の実物を採取して病院に持っていく事ですが、

「おしっこの取り方がわからないので持っていけない」

「保管をどうしたらいいかわからない」

「おしっこは取れたけど、何時間まで保管できる?」

という悩みを飼い主さんから相談される事が多いので、

そちらについて今日はお話ししておきたいと思います。

 

 

【犬猫】自宅での尿の取り方と保管方法について【おしっこ】

 

 

尿を入れる容器をどうするか

まずは何に尿を取るのかという事ですが、

雑菌や汚れが付いていないものであれば何でも構いません。

紙コップでも、空き瓶でも、ペットボトルでもなんでもOKです。

(とはいえ、使用済みのものは良く洗ってからにしてくださいね。)

そして尿が取れたなら、こぼれたり漏れたりしないように

できるだけ袋に入れるなどして2重にしておきましょう。

 

 

尿の取り方

さて本題のおしっこをどうやって取るかですが、

地面に落ちた尿は検体として不適切です。

本人が出してから地面に落ちるまでにキャッチする必要がありますが、

具体的な方法は犬と猫で変わってくるので、それぞれ個別にみていきます。

 

<犬の場合>

犬はお外でトイレをする事が多いと思います。

散歩の時に一緒に採取容器を持っていきましょう。

 

・オス♂

片足をあげたら尿ゲットのチャンス!

放物線を描いて放たれるおしっこを容器で受け取るだけです。

手におしっこがかからないように注意しましょう。

 

・メス♀

オスと比べると尿の出口と地面が近いので難しくなります。

ポーズを取ったらすぐにお尻の下に容器を持っていきましょう。

この時、幅の広い容器を使うと失敗しにくいのでオススメです。

 

<猫の場合>

猫の場合は室内でしかトイレをしないでしょうから、

気付かない内にトイレが終わっていて取り損ねた!

ということも多いかもしれません。

 

・毎日トイレに行く時間が決まっている場合

その時間に近くなったらトイレ周りにスタンバイしておいて、

ポーズを取った時にすかさず尿を回収しましょう。

 

時間が決まっていない場合orスタンバイする時間が取れない場合

妥協案になってしまいますが、

トイレから砂やチップを取り除いておけば、

トイレ後には容器に尿が貯まっています。

それをスポイトなどで回収して病院に持っていけばOKです。

 

この方法の欠点として、

体表や便の雑菌や汚れなどが混じりやすい事が挙げられますが、

検査する尿がないよりはマシです。

なおウンチが尿に浸っている場合には、

尿中に必ず大腸菌が混入しますので、検査時に菌だらけの結果が出ます。

細菌性の膀胱炎と誤診されてしまわないように、

病院でスタッフに尿を渡すときに、

「ウンチが使っていた尿です」とあらかじめお伝えください。

 

なお砂を変えるとトイレをしなくなってしまう場合には、

無理をせず諦めて、病院で尿を取ってもらいましょう。

 

 

取れた尿の保管の仕方

尿が取れたなら、できるだけ早く病院に持っていきましょう。

時間が経てば経つほど検査の精度が下がってしまいます。

理想は1~3時間以内に検査を行いたいところです。

とはいえ、都合が合わないという事もあると思いますが、

そんなときは保管をして持っていきましょう。

保管の基本は冷蔵です。

尿性状の変化と、混入した雑菌の繁殖を抑えるには、

低温である事が望ましいからです。

 

 

冷蔵じゃない方がいい場合も

言ったそばから話を覆しますが、

一つだけ冷蔵保管じゃない方がいいケースがあります。

それは尿結石・結晶の存在が疑われる場合です。

なぜかというと、冷蔵保存してしまうと尿は冷えますから、

尿の中に溶け込んでいる成分はより析出しやすくなります。

そのため冷蔵された尿から結晶が検出された時には、

「それが常温だったら本来は検出されないものかも?」

という迷いが生じてしまいます。

具体例を挙げると、

・前から尿石症の疑いがある

・おしっこの量が少ない or 出ない

という場合には尿検査での結晶の有無が大事な情報になりますので、

冷蔵せずに持ってこられるとベストです。

 

 

まとめ

容器はキレイなら何でもよい

犬・猫それぞれ尿採取のコツがあるが、無理なら病院で取ってもらう

尿を保管する場合は基本的に冷蔵する

尿石症の疑いがある場合だけは常温で保存する

 

以上、ご参考までに。

それではまた。

-耳寄り情報

Copyright© わんにゃんライフ ~獣医師監修~ , 2020 All Rights Reserved Powered by STINGER.