獣医について

男性獣医師が皮下点滴をすると真ん中からズレやすい理由

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先に宣言しておきますが、

今日は超くだらないお話をしていきます。

皆様のペットライフには1ミリも貢献しませんので、

それでも良ければお付き合いください。

 

 

男性獣医師が皮下点滴をすると真ん中からズレやすい理由

 

 

皮下点滴とは

皮下点滴とは、皮下の領域に点滴を流す医療行為です。

犬や猫では皮下が人間よりもルーズなため、

その空間に薬剤や点滴を投与する事が出来ます。

注射薬を投与した場合には皮下注射(ワクチンなどもこれにあたる)、

点滴を投与した場合には皮下点滴になります。

 

腎不全の犬や猫では自分で飲む水だけでは足りず、

皮下点滴で追加の水分を補充してあげる事が多いです。

また人間の様に留置を入れて血管を確保せずとも点滴ができるので、

皮下点滴は軽度の体調不良に対する支持療法としても良く行われています。

 

 

さて本題

本題といってもくだらない本題なんですが、

皮下点滴をするときにはまず背中の皮膚を摘みます。

点滴が重力で落ちてお腹の方に回ることも有るので、

できるだけ真ん中に点滴をしたいのですが、この時に問題が・・・

保定をしてもらっているのは大体女性の看護師さんなんですが、

保定の安定化のために看護師さんはペットに体をくっつけています。

すると持ち上げたい皮膚の近くには看護師さんの体や胸があって、

どうにも掴みづらいのです・・・

(触ればもちろんセクハラです)

という事で気持ち自分側の皮膚をつかまざるを得ないので、

点滴部位は真ん中ではなくて、すこし左右にズレるというわけです。

もちろん動かない大人しい子であれば、

看護師さんに体を少し離してもらったり、

そもそも保定をせずに皮下点滴ができるのでこの問題は発生しません。

あとは稀なケースですが、

背中に皮膚炎があったり、皮膚が固くなっていたりなどで

針を刺す場所が真ん中の必要がある時には、

何としてでも真ん中の皮膚を掴むこともあります。

 

 

女性獣医師だったら?

先ほどの件は男性獣医師+女性看護師の組み合わせの時に問題になります。

ということは女性の獣医師だとどうなるのでしょうか。

私は女性ではないので推測ですが、

皮膚をつかみに行く時に看護師さんに触れてしまっても問題がなく、

それゆえに躊躇う事無く真ん中を掴むことが出来ると思います。

 

 

皮下点滴が真ん中にできないとマズイ事がある?

これは問題ありません

皮下点滴はど真ん中に行っても左右にズレて落ちてくることがありますし、

極端な話、体の横に行っても何も問題はありません。

結局のところ、ちゃんと「皮下」に投与できていれば、

自然と体に吸収されていくので問題ないのです。

飼い主さんからしても、

「どの場所に点滴をしたか」というのはわからないでしょうし、

気にする必要はないということです。

 

 

おわりに

我々男性獣医師の日々のちょっとした悩みをお話ししました。

ちょっとした暇つぶしぐらいになれば幸いです。

次回はまじめな記事を書こうと思ってます。

それではまた。

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