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診察室での話しすぎはNG?動物病院で良い医療を受けるための小さな工夫とは

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せっかく動物病院に行くのだから、最高の医療・治療を受けたい。

誰しもそう思うでしょう。

今日はそのための工夫というか、獣医からのいち要望をお伝えします。

 

まず本題に入る前にですが、

当たり前の前提として、何かと文句をつけるようなクレーマーになってはいけません。

「間違っている」と感じたことを病院に伝えることは当然の権利ではありますし、

それが必要なこともありますが、もしも過剰であればクレーマーとなってしまいます。

そうなると当然ですが、受けられる医療サービスの質は下がります。

それについては以前の記事で触れていますので、参考にしてください。

 

さて本題へ。

今日お伝えしたいことは、

「ペットについての細かすぎる話は、逆効果だよ」

これです。

わかりづらいので具体例を挙げましょう。

診察室にてペットの調子が悪いことを獣医師に伝える際に、

「この子お気に入りの毛布があってそれをベッドに必ず敷くようにしているんですけど、いつもは何時にベッドに入ってすぐに寝るはずが何時になってもベッドに入らずウロウロしていてなんかおかしいなーと思って様子を見ていたら、なんだか気持ちが悪そうな様子でした。テレビのそばになんて絶対近寄らないはずなのに昨日に限ってはその近くにいって臭いをしきりにかいだりしていて、変なんです。お腹の調子でも悪いのかと思ったんですけど、この子デリケートなので室温には気を付けていつもエアコンをつけっぱなしにしているので、お腹が冷えてしまったということはないと思うんですけど、心配で心配で・・・先生、この子病気なんでしょうか?」

どうです?

長すぎて読む気が失せませんでした?

心配なのはよくわかりましたが、あれだけの文字の中に獣医が必要な情報は少しだけです。

・昨日の様子が変(気持ち悪そう)

以上です。カルテにはこれだけしか書かない可能性が高いです。

診断するにはまだまだわからないことだらけですので、

元気・食欲や嘔吐の有無など聞きたいことは山ほどあります。

しかし獣医の一つの質問に対して先ほどのように過剰な話がつらつらと続いてしまうと、

一向に必要な情報が集められません。

獣医の頭の中もどんどん余計な情報が流れ込んできますので、

情報のより分けに労力を割かれ、肝心の病気の診断や鑑別に頭が回りません。

そして話を聞いている時間が長いせいで診察が長引いてしまい、

忙しい病院ではそれ以上時間をかけられないという所まで来てしまいます。

そうなれば必要な情報が集まってない中で決断をするしかなくなるのです。

本当であれば、大きな病気の初期症状が出ている状況とわかり、

しっかりと検査をすれば早期発見・治療ができるはずのものが、

「とりあえず薬出すから様子見て」となってしまうかもしれません。

これでは本来飼い主さんが目指していた良い医療を受けられているとは到底言えません。

そうなってしまった原因は飼い主さん自身だったということにもなってしまいます。

 

しっかりと診てほしいという思いが強すぎる結果、

話が細かいところまで立ち入りすぎて逆効果になってしまっているんですね。

じゃあどういう風に伝えられればよかったのかも観てみましょう。

 

「先生、昨日の夜からなんだか様子が変で、気持ち悪そうなんです。

 特に思い当たることはないんですが…病気でしょうか?」

「一時的な胃腸炎などでそうなることもありますが、

 もう少し詳しくお話を聞かせてください。元気や食欲などは大丈夫ですか?」

「元気はありますが、いつものご飯を欲しがらないのでおやつを少しだけ食べました。」

「実際に吐く仕草はありましたか?

 あと変なものをくわえたり、かじったりする癖はありますか?」

「吐いたのは見てません。朝、オシッコかもしれませんが黄色い液体の跡がありました。

 もともと落ちている物はなんでも口にする癖があります。」

⇒以降触診などへ進んでいく

 

スムーズに話が進んでおり、獣医の頭の中では色々な疾患が浮かんだり否定されています。

診断までの時間も短く終わり、すぐに治療に入ることができますので、

本人が辛い思いをする時間も少しでも短くできます。

 

ということで、

「ペットについての細かすぎる話は、逆効果だよ」

ということは伝わりましたでしょうか?

ちなみに細かすぎる話が続く飼い主さんはそんなに沢山いるわけではないです。

なので、ほとんどの人は今まで通りで大丈夫です。

 

さて、一つだけ注意点を。

じゃあ聞かれたことにだけ答えればいいんだな、と思うかもしれません。

基本的にはそれでもよいのですが、なかなかわかりにくい病気の時に、

飼い主さんからの何気ない一言で一気に診断が進むこともあります。

なので余計な話をしちゃいけないなんて風に捕らえる必要はないです。

あまりに長々細々と話すことは控えた方が良いですよ、ということです。

獣医師とのコミュニケーションも大事ですし、

あまりに会話がなくて気まずいということにもなってしまいますので…

 

 

参考になりましたでしょうか?それではまた。

 

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