いやらしい軌道の台風がまさに通過していますが、
台風の接近中は動物病院は基本的に暇になります。
そりゃあ雨風強い中をわざわざペットを連れて、
ずぶ濡れになりながら動物病院に行こうとは思いませんわな。
行くときだけでなく、帰る時も暴風雨にまみれるわけで、
移動だけでいろいろ消耗しそうです。
しかし、今回の台風期間はそういった展開にはならず患者さんが多かったため
私は意外とチャキチャキ働いていました。
患者さんが多かった理由としてはまず、朝の時点で思ったよりも天気が悪くなかった。
電車は普通に動いているし、風も弱いし、
雨だっていつもの雨よりも弱いぐらい。
折りたたみ傘を携帯していましたが、面倒だったのでささないぐらいでした。
そして2つ目は、直前まで続いていた猛暑が一気にゆるんで気温が低下し、
快適な温度が維持されたためで、むしろ外に出やすいぐらいの気温だった。
そういうわけで朝からはお客さんがどっと押し寄せまして、
「台風だからきっと病院も空いているだろう」というような
お客さんの期待をぶち壊しての朝イチ4人待ちでした・・・
スタッフも皆「どうせ台風だからお客さんこねーべ」的な油断をしていたので、
働くスイッチが入っておらず、わちゃわちゃしてしまいました。
ただいつもと違って病気で調子が悪いというよりも、
爪切りだったり、ワクチンだったり、フィラリアの薬を取りに来たりだったりと、
(否定をしたいわけではないですが)わざわざ台風の日にやらなくてもいいんじゃない?
という診療内容が多かったです。
理系人間としましては、どうしてそういう傾向になるのか分析したくなりまして、
理由について予想を立ててみました。
1、簡単な要件だからこそ待ちたくないので、空いてそうな日に行こう説
台風だから誰もいないでしょ的な思考をしたのかな、という予測です。
⇒実際にいらっしゃった顔ぶれを見ると、あまりそういうタイプには見えない・・・
そもそも普段の診療日でもそんな風な思考をしている患者さんを見たことがなく、
台風の日にだけそんなことが起きるとは考えにくい・・・
2、台風で他にやることがなくなったので、病院に来た説
⇒台風中は洗濯や掃除などの家事には向いてない天気ですから、
それ以外のことを終わらせようとして、普段優先順位を下げて後回しにしている
ペットのお手入れやワクチンなどをやろうとしたのではないかという予測です。
これは割とあるかもしれませんね・・・
3、夏休みに入って子供にかける時間が少なくなったのでたまたま来た説
世間のお子さんは夏休みに入ったようでして、うらやましい限りですね。
長期休みになったら子供に時間をかけなくてもよくなるのか怪しいですが、
ちょうど休みになって時間ができたタイミングで台風がきただけという予測です。
⇒無くはないですが、あまりそれっぽくはないかな・・・
4、低気圧で心がざわついたので、何か行動したくなって病院に来た説
台風が来て低気圧なのを感じると、私はなぜか心が躍ります。
子供のころには台風の直撃の中、自転車を漕いで釣りに行くような男です。
なので、他の人も台風がくるとそわそわするのかなと思ってまして、
その結果動物病院に来たという予測です。
⇒んーもはや戯言ですね。
このような論理的?な思考を日頃から行うことで、
日々の診断力を獣医師は磨いているのです!!
嘘です、ただの趣味です。
まあぼーっと一日を過ごすよりはマシかと思っていますが。
今回はただの雑記になりましたが、それではまた。