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犬・猫に輸血をしてもらう方法と、その難しさについて

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こんばんわ、avetです。

 

今日のテーマは輸血についてですが、先に輸血に関する現状を述べますと、

「犬猫の輸血はハードルが高く、大きな動物病院以外では難しい事がほとんど」

です。

 

ちなみに体重が増えれば増えるほど必要な血液量が増えますので、

大型犬ではさらに輸血の難易度が上がることになります。

逆に小型犬や猫では少量の血液でも十分に効果が出ますので、

大型犬に比べるとハードルは下がります。

(それでも輸血は簡単ではありませんが)

 

 

<なぜハードルが高いのか?>

理由1、単純に輸血をするための「血」の確保が難しい

人間では輸血のための血液を集める社会的システムが確立されていますので、

輸血のための血液に困る場面にはそうそう出会わないと思います。

しかし、犬や猫についてはそういったシステムは当然存在しませんので、

輸血を必要とする場合には、ペットの血を供血してくれる飼い主さんを探すか、

自分の病院内で飼育するしかありません。

とはいえ、供血させてくれる飼い主さんはそうそう簡単には見つかりませんし、

自分の病院内で常に供血犬・猫を確保しておくことは大変です。

そのため、常に輸血用の血液を確保しておくことは現実問題難しいことがほとんどです。

さらに、血液を保存して持っていたとしても、時間経過とともに劣化していきます。

なので、あらかじめ供血させてもらった血を貯めておいたとしても、

輸血用の血液不足に対する確実な対策にはならないのです。

 

理由2、血液の相性問題をクリアする必要がある

同じ動物種の血液であればなんでも使えるわけではありません。

人間と同じように血液の相性がありますので、クロスマッチ試験を行い、

ドナーとレシピエントの血液の相性があった場合のみ輸血が可能となるのです。

せっかくドナーが見つかったのに、いざクロスマッチを行うと、

血液の相性が合わずに輸血できないという事が普通に起こりえます。

 

<輸血をしてもらうためにはどうすればよいか?>

1、かかりつけで何とかする場合

かかりつけが大きな病院であればラッキーです。

病院内に供血用の犬・猫を飼っている可能性があります。

そのまま輸血が可能か主治医に尋ねてみましょう。

 

かかりつけが小さい病院の場合には、自力でドナーを見つける必要があります。

友人や散歩仲間などを当たってみるのが、一番引き受けてくれる確率が高いと思います。

SNSなどで募集してみるのも案ですが、あまり期待はできないでしょう。

 

2、他の病院で何とかしてもらう場合

先に言っておきますが、

いざ輸血が必要になったからといって、

「輸血が必要なので来ました、お願いします」と他の病院に行ったとしても、

まず間違いなく嫌な顔をされるだけです。

既に触れたように、輸血用のドナーを確保しておくのはどの病院にとっても大変な事で

自分の病院に通っている大切な患者さんのために何とか頑張っているわけです。

そこに突然現れた新患に「血液だけ下さい」なんて言われても、

「わかりました、差し上げます」とはならないですよね?

 

ということで

輸血のために他院へ行く場合には、その病院に転院するぐらいのつもりで行き、

検査などを全てやり直すことになっても文句を言わないと決めていってください。

要するにお金を落として、かつ輸血が必要な状況だという事を証明することで、

ようやく輸血をしてもらえる可能性が出てくるという事です。

かかりつけで行った検査結果だけ持って行っても、たぶんダメですよ。

お金も落とさず初診料だけで血液をもらえるわけがないです。

 

後は必ず大きな病院へ行ってくださいね。

小さい病院には輸血用の血液の準備はありませんから。

 

 

まとめ

・輸血をするには自力でドナーを見つけるか、動物病院を頼るかの2通りの方法がある

  1、自力でドナー探し ⇒ 難しいことが多い

  2、動物病院を頼る ⇒ 大きい病院でないと厳しい

・かかりつけ以外で輸血をしてもらうには、検査をするなどして

 お金を落とす事、輸血の必要性を証明する事、この両方を行う必要がある

 

 

参考になりましたでしょうか?

それではまた。

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