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【犬・猫】なんだか皮膚が痒そう…これって病気?治療は必要?

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犬・猫を飼っていて、皮膚を掻いている姿を見た事が無いという人はいないでしょう。

人間だって病気じゃなくても頭や腕を掻いたりしますから、

犬や猫も多少掻いているぐらいであれば特に問題はありません。

しかし時には治療を必要とするほど痒みが強く出たり、

自分で掻き過ぎて傷を作ったり、悪化させたりすることがあります。

飼い主さんとしては、ほっといてもいいものなのか、病院に行った方がいいのか、

そこが気になると思いますので、触れていきたいと思います。

 

そもそも、本当に痒いのか

ペットは皮膚を舐めたり、かじったり、掻いたり、擦り付けたりしますが、

これは必ずしも痒いからとは限りません。

手持無沙汰な時に、赤ちゃんの指しゃぶりのように指先を舐めたりしますし、

ストレスを感じた時に舐めたり齧ったりしてしまうという事もあります。

 

ということでまずは本人が気にしている所の皮膚を見てみましょう。

毛が生えている場所は毛をかき分けて地肌を確認してください。

 

様子を見る?病院に連れて行く?

もし皮膚が赤くなければ痒みが無く、それ以外の理由で舐めたりしている事が多いです。

(アトピー性皮膚炎などでは、皮膚が赤くなくても痒いことはありますが)

この場合は病気ではないので、基本的には様子をみて問題ないでしょう。

余裕があるようでしたら本人の性格を踏まえて、

生活環境の整備やストレスの低減方法などを考えていきましょう。

 

皮膚を見ると赤い、そして痒みが強くて辛そうとなると、皮膚病とみていいでしょう。

待っていても治ることは期待しにくいので、早めに動物病院にかかりましょう。

 

痒い場合の原因とは

痒みを伴う皮膚病の原因はいくつかあります。

1、感染症

細菌、カビ、ノミやダニなどが皮膚に感染することで炎症が起き、

それにより痒みが出ているケースです。

 

2、アレルギー

食べ物や花粉など特定の抗原に対して免疫反応が過剰に起きた結果、

皮膚炎が起きて痒みを呈するケースです。

 

3、アトピー

アレルギーの一種ではありますが、

食物アレルギーなどとは別に扱われることが一般的です。

皮膚に強い痒みと湿疹を起こすことが多く、掻き壊して皮膚炎になる子が多いです。

多くの場合にはこれらのどれかに該当することが多いです。

(もちろん皮膚の自己免疫疾患や腫瘍疾患などで痒みが出ることもありますので、

上記のものがすべてではありません。)

 

痒みの治療にはどんな方法があるの?

原因にもよりますが、治療の選択肢としては次のものがあります。

1、薬

最もイメージしやすい治療ですが、塗り薬(外用薬)や飲み薬(内服薬)を使用して

皮膚の炎症や痒み、感染などを治していきます。

使う薬剤は原因次第で変わるので診断が重要になりますが、

抗生剤、抗真菌剤、殺ダニ剤、消炎剤、抗ヒスタミン剤など多岐に渡ります。

 

2、食事

特に食物アレルギーの子に対して、体が反応しにくいような食事内容に変更し、

アレルギー性の炎症を起こらないようにする治療です。

 

3、皮膚のコンディション作り

シャンプーや保湿剤の使用、皮膚サプリメントの投与などを行って、

皮膚のコンディションを整えることで炎症を起こりづらくする方法です。

毛刈りを行って皮膚の通気性を良くし、雑菌の繁殖を抑えることもあります。

(毛刈り後に毛質が変わったり、毛が生えなくなる事がたまにあるので注意)

 

4、環境整備

お部屋を掃除したり、エアコンを掃除したり、空気清浄機を設置したりと、

生活環境を綺麗に保つことで感染やアトピーが起きにくいようにする方法です。

これらの選択肢を組み合わせたり、単体で選択して皮膚のかゆみを抑えていきます。

どれをどこまでやるのかというのは主治医の判断になりますが、

4の環境整備なんかはやって損はありませんので、どんな場合でもオススメです。

 

おわりに

さて、今日は皮膚の痒みについてお話ししました。

ざっくり言うと、

皮膚が赤ければ皮膚炎なので病院に行きましょう

ということになります。

赤くなければ一旦様子を見てもいいですし、

病院に連れて行ってマイナスになることは無いでしょうから、

相談がてら来てもらっても、もちろんOKです。

 

参考になりましたでしょうか?

それではまた。

 

アレルギー性皮膚炎

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