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チョコレート、玉ねぎ、人の薬など。犬や猫で起こる異物や誤食について

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ペットを飼っていると、思いもよらないことが起きるものですが、

中でも異物や誤食は非常に多い印象です。

目の前で食べられてしまう事もあれば、帰ってきたら食べた証拠が散らばっている事も。

それがおやつなら体に害はないので良いのですが、

得てして変なものや体に良くないものを食べてしまうものです。

そんな異物や誤食について、基本的な知識を今日はお伝えします。

 

誤食はなぜ起こる?

まずは誤食について、なぜ起こるのかを知っておきましょう。

1、加えているうちに飲み込んでしまう

犬や猫は口に咥えている物はなんであれ飲み込む可能性があります。

本人は咥えているだけのつもりなのでしょうが、

ふとした拍子に反射的に飲み込んでしまうのです。

ボールやおもちゃを目の前で飲まれてしまうときは、このパターンですね。

 

2、食べられるものの区別がつかない

好奇心旺盛な子や、食欲旺盛な子は何でも口にしてみます。

残念ながら人間のような知識はないので、いい匂い=食べ物です。

そのためお菓子の袋やビニールなどは彼らにとってはおいしそうな物であり、

実際に誤食されることも多い異物となっています。

玉ねぎを使った料理やチョコレートなども匂いにつられて

ついつい盗み食いをしているのではないかと思われます。

 

食べてはいけないものの代表例

誤食・異物の例を挙げておきます。

どれも食べてはいけないものになりますので、これらのものを誤食した場合には

まず動物病院に連絡することをおススメしておきます。

また、一部のものは病気百科とリンクを張っておきますので、

詳しく知りたい方はそちらをクリックしてください。

・玉ねぎ(ネギ類)

・チョコレート

・ぶどう

・キシリトールガム

・人の薬

・貝類

・観葉植物

・食べ物の包装紙

・おもちゃ

・紐(カーペットやタオルをほぐしたもの)

 

誤食時の対処

ペットが変なものを食べてしまった・・・

そんな時に自宅でできる事はほとんどありません。

せいぜい様子をみるか、水を飲ませることぐらいでしょう。

しかし様子を見ていいものかどうかも判断が難しいでしょうから、

基本的には動物病院にすぐ電話をして、

「何をどの程度、いつ頃食べてしまったのか」を伝えて指示をあおいでください。

あと、どこぞのホームページで書かれていましたが、

食塩を大量に飲ませて吐かせることは絶対にやめておきましょう。

失敗すれば食塩中毒で死ぬ可能性があります。

実際に食塩中毒で入院した子を診たことがありますが、

かなり急性の変化を起こして危なかったですので・・・

 

動物病院での処置

さて、動物病院ではいくつかの対処法があります。

大雑把に言うと

「体から取り出す or 体に取り込ませない or 排出を促す」

この3通りの方法で、これらを組み合わせたりして対処していきます。

具体的には

・胃の中にあるうちに吐かせる

・胃や腸を切って取り出す

・吸着剤を使用する

・粘膜保護剤で吸収を阻害する

・利尿剤で尿への排出を促す

・点滴で血中濃度を薄め、尿への排出を促す

などです。

どれを適応するかは獣医師の判断になりますが、

時間制限のある選択肢もありますし、早ければ早いほど対処としては良いので、

出来る限り早めに病院に連れて行くようにしましょう。

 

誤食を繰り返さない為には

誤食自体を防ぐことはできるのか?ということですが、ある程度は可能だと思います。

ただし、これをやればOKみたいな便利な手法はありません。

対策として出来ることは、ペットの性格や癖を理解し、危険なものを認識し、

部屋の掃除や整理整頓をするなどの準備をするなどの地道な事だけです。

・食べ物系はペットの手の届くところには置かない

・異物癖のある子は使うおもちゃを選び抜く

・いたずらする所には移動できないように柵や扉を設置する

そういった事をしっかりとやるしかないでしょう。

 

 

おわりに

異物や誤食は、普段そういったものを口にしない子でも突然なる可能性があります。

なので「うちの子には関係ないな」と思わずに、少しでも知識を持っておきましょう。

それではまた。

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