耳ダニ


危険度

低い

 


発生頻度

犬:普通

猫:普通

 


分類

外部寄生虫疾患

 


症状

耳を痒がる、黒い耳垢が大量に出てくる、白い点が耳の中で動いている、耳が腫れている

 


詳細

健康な個体では耳の中にダニが存在することはないが、衛生状態の悪い環境で育った子犬や子猫、もしくはノラ猫の場合には耳ダニが感染しているケースが存在する。耳ダニに感染した個体は耳の中でダニが蠢いているために強いかゆみを感じ、耳を掻いたり気にしたりする仕草をしきりに行うようになる。普通の耳掃除を行っても感染したダニや卵を完全に排除することができないために治ることはない。外耳炎などの疾患と思い込まれ、耳ダニに気づかれないまま耳掃除を繰り返しているケースもあるため、耳の治りが悪い場合には必ず耳垢検査を行ってこの疾患を除外することが必要である。また本人の免疫や自然治癒力で治ることも見込めず、抗ダニ効果をもつ薬を使った積極的な治療が必要となる。

ブリーダーやペットショップから購入した子に耳ダニがいた場合は、そのブリーダーやペットショップの衛生状態が悪いことを示唆している。またその施設内では耳ダニが繁殖・蔓延している可能性が非常に高いため、それ以降は利用を控えるのが賢明である。購入時の契約にもよるが、治療費を購入元に請求することも可能である。

耳ダニは他の犬や猫に感染するのはもちろんのこと、人にも感染する可能性があるので感染したペットは隔離しておいた方が良い。治療が終わり本人が清浄化されたとしても、飼育場所の床や毛布等ダニや卵が落ちて汚染されている可能性があるので、それらの掃除を行ったり、バルサン等の殺虫剤を使用して部屋の駆虫も行うことが薦められる。

 


診断

耳垢検査にて診断する。耳垢をスライドグラスに取り分けて、それを顕微鏡で観察することで耳ダニの成虫や耳ダニの卵を確認することができる。

寄生数が多い場合などには、肉眼で耳の中に白い点(耳ダニの成虫)が動いているのを見ることができる。そのため自宅で飼い主によって発見・診断することも場合により可能な疾患である。

 


治療

耳に抗ダニ効果のある点耳薬を使用して治療する。治療が完了するまでに時間がかかることがあり、少なくとも1週間以上は治療を継続する必要がある。

点耳薬以外の方法として背中にスポットオン製剤を垂らしたり、皮下注射によって治療するやり方もある。それぞれの方法でメリット・デメリットや費用、治療効果の高さが異なるので獣医師に相談してみるのもひとつである。

 


予後

良い

 

注意

 

 

 

 

※注意事項

このサイトの医療情報を基にご自身で病気を判断することは控え、必ず獣医師の診断を受けてください。また当サイトの情報を基に行動されて発生した不利益等について、当サイトは一切の責任を負いませんのでご了承ください。

更新日:

Copyright© わんにゃんライフ , 2018 All Rights Reserved Powered by STINGER.