脊髄軟化症


危険度

高い

致命的な病気である

 


発生頻度

犬:かなり少ない

猫:非常に稀

 


分類

脳神経系疾患

 


症状

後ろ足が立たない、フラフラ歩く、尿がでない、便が出ない、呼吸が荒い

 


詳細

全身を動かすための指示は脳から出ており、それを伝達する神経が脊髄である。この脊髄が尾側から軟化して溶けていってしまう疾患が脊髄軟化症である。通常この疾患が単独で発症することは無いといわれており、他の脊髄疾患から派生するのではないかと言われている。最も多いのは椎間板ヘルニアからの発生と思われるが治療初期からこの病気を考えていくことは少なく、通常は後肢麻痺等の症状から椎間板ヘルニアが先に疑われる事が多い。椎間板ヘルニアの診断に必要であるMRI検査の結果から疑われ始めたり、椎間板ヘルニアの治療に対する反応性が思わしくないことから疑われ始めることが多い。何よりも椎間板ヘルニアと異なる点は、治すことができない不治の病というところである。現在の獣医療では治すことができないだけでなく、進行を遅らせたりすることも難しく生活の質も急速に低下してしまうため、この病気が見つかってしまった場合は安楽死も選択肢として考えた方が良いかもしれない。

まず後ろ足にかかわる神経の軟化によって後肢麻痺が始まり、排泄にかかわる神経の麻痺による排尿・排便困難、呼吸にかかわる神経の麻痺による呼吸困難と病気の進行に従って症状も悪化していく。最終的には呼吸不全による低酸素血症で命を落とすこととなる。

 


診断

脊椎の触診、レントゲン検査、CT検査が重要になる。

椎間板ヘルニアの治療に対して反応性が薄く、症状が進行性のものがこの疾患として疑われる。

 


治療

現時点で有効な治療はなく、対症療法を行うことしかできない。

(対症療法の例)

・後肢麻痺 後ろ足を支えるサポーターの使用、後肢麻痺用のカートを使用

・排尿困難 膀胱へのカテーテル留置、圧迫排尿による排尿

・排便困難 肛門から便を指で掻き出す処置

・呼吸困難 酸素室の利用

 

予後

非常に悪い

 

注意

 

 

 

 

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