胆嚢粘液嚢腫


危険度

高い

 


発生頻度

犬:普通

猫:非常に稀

 


分類

消化器疾患

 


症状

無症状

胆嚢が破裂した場合には、元気食欲の低下や嘔吐などがみられ、急速に状態が悪化する

 


詳細

 

肝臓に付随している胆嚢において、粘液が大量に貯留している状態が胆嚢粘液嚢腫である。ただ貯まっているだけであれば無症状で経過するが、破裂や中身の漏出を起こしやすい非常にリスクの高い状態である。外傷や胆嚢への感染、近傍臓器の炎症などで胆嚢の中身が漏れ出てしまうと腹膜炎を起こし、生命の危機に瀕することとなる。

 


診断

超音波検査によって診断される。

診断には必要ないが、関連項目として血液検査で脂質系の数字もチェックされることが多い。

 


治療

 

・破裂前の場合

理想の治療は破裂する前に外科的に胆嚢を切除してしまう事であるが、「見た目は健康なのに手術をする」という事に抵抗のある人も多い。必ずしも破裂するとは限らないということも踏まえて、どうするかを主治医とよく相談する方が良いだろう。手術を行わない場合は内服薬を飲みつつ経過を見ることになるが、常に破裂するリスクと隣り合わせである。

 

・胆嚢が破裂してしまった場合

早急に胆嚢切除を行うことが望ましいが、衰弱していて全身麻酔が躊躇われるケースも多い。内科治療を行いながら、本人の体調や検査結果を踏まえて手術のタイミングを計ることとなる。

 

胆嚢切除自体はそこまで難しい手術ではないが、術後に調子が上がらないことがある。術後は点滴や抗生剤の投与など、一般的な内科療法を行うこととなる。

 


予後

胆嚢を切除して術後から回復した場合には、予後は良好である。

内科的治療を選択した場合には胆嚢が破裂しなければ良好だが、破裂した時に予後が一気に悪くなってしまう。

注意

 

 

 

 

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