てんかん


危険度

生命にかかわる可能性がある

 


発生頻度

犬:やや多い

猫:普通

 


分類

神経疾患

 


症状

足を突っ張っている、震えている、急に倒れた、意識がはっきりとしない、呼びかけても反応しない、など

俗にいう発作が症状であり、症状としての出方は多彩で個体差が大きい。

 


詳細

 

てんかんとは脳内で異常な電気刺激が発生することによりてんかん発作を引き起こす病気の事を言う。原因としては頭や脳の構造に問題があったり、外傷などの物理的なものによるものと(症候性てんかん)、理由を特定できないもの(特発性てんかん)に分類される。なお電解質や血糖値、アンモニアなどの血液成分に問題がある場合にも同じような症状がみられることがあり、これを代謝性てんかんと呼ぶが、正確な分類としてはてんかんには入らないため以降の記載内容には該当しない。

典型的な場合にはてんかん発作が起こる前に前触れがあり、急にソワソワしたり、上手く歩けなくなったり、気持ちが悪そうにしたり、不安がったりと言うような動作が見られる。そして発作中は本人の意識は無いように思われ、数分以内の短時間で治まる。発作後は何ともなかったかのようにいつも通りの様子に戻る。

てんかんが問題となるのはその周期が短い場合であり、発作中に更に発作が起きる重積発作を起こすと命に関わる可能性がある。そのため3週間から1ヶ月程度に2回以上の発作が起こる様であれば治療が考慮されるが、それ以下の頻度であれば無治療で経過をみることも多い。基本的に治る病気ではないため、生涯に渡って経過の観察や治療が必要となる。

なお口頭で症状を説明すると獣医師と飼い主の間で思い違いが発生する可能性もあるので、余裕があれば発作中の動画を取っておくと良い。

 


診断

てんかんの診断は、まず「発作が他の疾患によって引き起こされたものではない」という事を様々な検査で順に確認していく除外診断によって進められる。(血液検査によって代謝性の疾患を否定、触診やレントゲン検査にて疼痛や筋・整形疾患を否定、超音波検査にて内臓疾患やホルモン疾患を否定というように行う。)そして最終的には頭部のMRIにて脳内の状況を確認して診断が付けられる。

 


治療

抗てんかん薬の内服によって治療を行う。抗てんかん薬にはいくつかの種類があり、単剤もしくは複数種類を組み合わせて使用することになる。目指すべきゴールは単剤により発作の頻度が十分に低く維持できる状況であるが、症例によってはそれが難しい事も珍しくない。稀に内服薬によるコントロールが不可能なほどてんかんが重度の場合があり、鎮静薬や麻酔薬を使用して半分眠った状態を維持することもある。各薬剤の血中濃度を外注検査にて測定することが可能であり、コントロール不良になった場合や、一定期間ごとに測定される。

なお内服薬を必要としない程度の症例には座薬を処方し、必要な場合にだけ使用するよう指示することが多い。

 


予後

症例によるため一概に言うことはできない。

 

 

注意

 

 

 

 

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